http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080617-00000048-mai-soci
そうあってほしいものでした。
でも、終わりませんでした。
この一つの事件から、様々な負の偏見が生じたような気がするのは
私の考えすぎでしょうかね。
以下私見。
☆このタイミング
取り敢えず、秋葉原の例の事件と同時期になったのは恣意的なものを
感じざるを得ないけど(わざわざこの時期に執行することに)
それは偶然そうなったということにします。
☆死刑執行までの時期が長すぎるということ
それはまあ同意。
でも、個人的には3年程度は死刑確定後、死刑執行を待ってほしいかな。
その間に受刑者の心変わりを期待したいし、
何らかの事情(新証拠とか)で死刑が取り消しになるかもしれないし。
性善説なんていうキレイごとになりますけどね。
(ただ、確定1年程度で執行してしまうと、無実の死刑が起こりうるかもしれないと
思ってしまうし、人によっては反省の精神が芽生えると思います)
☆俗世間的には「日本初のオタクが起こした重大事件」なのかな。
この人からオタクの負のイメージがついたことは恐らく事実でしょうし、
(というか私はこの事件をリアルタイムで見ていない世代ですが)
この人がそういう趣味を持っていたのもこれまた事実。
でも、オタクということから事件にどう結びついたのかというのは、
突き詰めていけばさほど関係ない気がします。
極端にいえば、「オタクであるかないか」しかないのですからね。
「男であるか女であるか」、
「男性=犯罪犯しやすい」というような馬鹿げた理論にしか見えません。
犯罪者が「オタク」だとか「精神病院の通院歴」だとか「外国人」だとか
そうであったからと言って、さほど関係ないと思いますけど。
☆反省の言葉がなかったことについて
さてさて、前述では性善説の私です。
それでも、「まあ反省しない人も中には居るだろうな」とは思います。
何度も何度も懲りずに同じミスを繰り返す人もいますし、
他人に多大な迷惑をかけても意に介さない人もいます。
彼には反省するという発想自体がなかったのでしょうね。
それは残念なことです。
でも、「だからといって死刑執行を早める理由にはならない」
確かに個別対応が必要な問題でしょうけど、「一応」平等に扱うのが原則です。
☆最後に
宮崎さん。
あなたが自分のしたことについて、どう考えているのか。
それともなんとも思っていないのか。分かっていないのか。
それは当然私にはわかるわけありません。
死刑が執行された今となって、分かってくれというのは無茶な話ですけど、
このような事件を起こしたあなたを私は決して許しません。
あなたは、4人もの尊い人間の命を奪った、
その事実だけをきちんと受け止めてください。
☆あとがき
こんな長文を書きつつ思ったことは、私は別に宮崎さんの肩を持つ気は
毛頭ないですし、前述したように決して許すつもりはありません。
ただ、もはや完全に判断能力を失っているであろう彼に、
反省の弁を求めるのは難しいでしょう。
断じて、彼は「普通の人」ではないでしょうから。
「普通の人」ならば、趣味嗜好性格がどうあれ、
こんな事件は起こしはしませんから。