マチアソビvol.3 ニ日目 5/3
前日のホテルの大浴場で思いっきりコケて
(私は近視なので、浴槽の段差に気づかなかった)
腰を打って、若干右腰が痛い状態での目覚め。
とりあえず、朝6時に起きまして
アニメイト徳島店並びに南海ブックス2号店
(MOSAIC.WAVサイン会)の
様子を見に行くことにしました。
予想通り、誰も居ませんよ。
貼り紙がされており、「朝9時から並んでください。
それ以前なら並ばれた場合整理券を
お渡しできない場合があります」とありました。
「そんなもの知るか」みたいな人間が
複数人存在するのが、
東京とか大阪の大規模イベントなのですが、
さすがマナーの良い徳島の方々。誰も破りはしない。
(後述しますが、本当に徳島の方々
のマナーの良さは異常。感服するコトしきりです)
<で、マナー悪いのが私のような人間なわけで>
そこからあわぎんホールにも行きましたが、
当然開門されていません。
8:50から開門するとのことで、
誰もいないので一旦撤収することにしました。
ホテルに戻りまして、コンビニおにぎりを食してから
一時間ほど二度寝することにしました。
8:45に再び起きまして、
あわぎんホールにも行きましたら、
既に10人弱並んでいまして、
告知上は定員70人でしたので
列に加わることにしました。
<このあわぎんホールの「三木一馬さん講演会」
参加者に「深夜の業界人トークライブ」の
整理券が配られるのです。そのトークライブは
70人がホールで直に聞ける。
30人がカフェでパブリックビューイング。
そのホールとカフェの格差が雲泥の差なのです。
カフェはマイクを通じた音声しか聞こえないから、
話が途切れ途切れになる上に、
観客の声も聞こえない。
ホールが10とすれば、カフェは5未満のものです。
だから、みなさん早くからホールの整理券を
もぎ取りにこられるわけです。>
ここから延々12:00の開場まで待機。
暇なもんだからスタッフさんやお隣さんに
話しかけたりtwitterなんぞをしていました。
ここでちょいと余談をば。
理想上は11:00からの「つきねこ」×
「徳島ヴォルティス」トークライブ
経由で12:00まで鑑賞した後に13:00開演の
「三木一馬さん講演会」に参加するという
展開が良いわけです。
でも講演会自体もトークライブも絶対参加したい
イベントなので、講演会+トークライブ参加を
主軸に置いた行動に出ました。
閑話休題
今回問題になるのは「事前告知上、定員は70人」
「ホールに入れる早い番号の整理券を
確保するため早くから並んでいる」ということです。
でも実際は定員は70人どころではなく、
最終的な参加者は200人程度で、
開演時間ギリギリでも入場・鑑賞出来ました。
しかも、トークライブ整理券は講演会終了後
アンケート提出時にランダムに配ると言う配布方法。
何とも不安でした。
・・要するに早くから並んだのは
骨折り損だったわけです。
でも、自己選択ですし
それに対して文句をいう気を無いです。
講演会本編については、
既にいろいろな場所でレポが上がっていますが、
箇条書きながら書かせていただきます。
(あくまで私の解釈・意訳が多少入るので
正確性は保証しきれないので
その点だけご了承ください)
事前の注意事項、
携帯電話使用禁止だけどtwitterはOK
電撃文庫はおよそ毎月15点、70万部、
年間では1300万部(この数字には既刊重版を含む)
ライトノベル業界でのシェアは電撃文庫単体で40%、
角川グループ全体(+富士見ファンタジア文庫
角川スニーカー文庫・ファミ通文庫)では
80%にもなる。
96年に比べ、09年度で出版業界全体の
売上は27%減。
だが、電撃文庫は93年の創刊以来、
93年度比09年度で840%にもなる。
電撃大賞はおよそ4000~5000もの応募がくる。
それを一年弱で読んで選考に上げないといけない。
通常業務外で1作3時間×4000作の12000時間
以上の作業時間が必要。
何故メディアミックスするか?
・純粋にユーザーのニーズが有る。
・他媒体や他のクリエイターさんが描いた、
その物語・ドラマを
楽しみたいという人も増えている
・出版社の従来の宣伝チャンネルでは
カバーできない市場へのアピールも出来る。
・送り手としては「盛り上がっている感」を出すことで
「流行もの好きな」日本人に
有効なアプローチが出来る。
(日本人は何かと流行りもの好き)
・別媒体同士の告知により、
宣伝の効率化をはかることができ、
同時にそれぞれのコンテンツの売上UPができる
三木一馬さん個人の意見としては
「空気を読んだメディアミックスをするのが
成功の秘訣」だそうです。
空気を読んだメディアミックスとは
・作品を理解している人に託すこと
(主人公の名前を間違うような人はダメ)
・メディアミックスとは他人(制作スタッフ)が
自分(原作者)の作品を創作すると言うこと。
それを原作者に理解し、協力してもらうよう
打ち合わせをすること
・それぞれの立場(原作・監督・脚本など)の
人間が少しずつ妥協して、痛みに耐え、
全員が8割くらいの納得で
プロジェクトが進むと成功する
・但し、開き直って
「空気を読まないメディアミックス」をするのも
ある意味成功の秘訣ではある(けど難しい)
・情報が氾濫しユーザーの時間を奪い合う中、
曖昧な態度が一番問題である。
どちらかに尖るべき
・結果が全て
というものだそうです。
気がつかないような改変が一番理想的である。
「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」は
原作92万部、漫画版13万部で
合計すれば100万部突破!
伏見さん曰く「中途半端ですよ。
どうせなら帯に100万部突破!と書きたいです」
(でも、アニメ化するから既刊だけでも
100万部突破は確定。
来週新刊も出すことですし)
そんな感じ。講演自体は早い目に終わって、
残りの時間は小ネタの裏話や質疑応答など。
私は後の予定が支えており、尚且つ早くに出た方が
深夜の業界人トークライブの整理番号も
早いことだろうと、早々に退散しましたが、
その後にも三木さんに個人的に質問したり、
伏見さんにサインを貰っている方もいたようです。
此処でまた余談。
MOSAIC.WAVさんのサイン会・つきねこ鬼ごっこは
三木一馬さん講演会と時間が重複していたので、
不参加です。
MOSAIC.WAVさんのサイン会も惜しいですが、
つきねこファンの
私としては鬼ごっこは参加したかったです・・・
講演会終了予定時刻が15:00、
実際に終了したのが15:05
(しかも事前twitterでは15:00入場で
途中入場不可との情報もありました)
でも、ゆきんこ(五十嵐裕美さん)
さとみん(森谷里美さん)のために、
足が痛い中(何故痛いかは冒頭の通り)猛ダッシュ。
運良く開場が遅れており、
参加することができました。
で、この小中部の収録内容は公式運営より
ネタバレ禁止令が出ているので
割愛させていただきます。
BINGOをやったのは事前告知通り。
予想以上に面白かった・室内が暑かった
フライヤー上では0分、スタッフさんは90分
かかると言ったけど、45分で終わった。
これだけは伝えておきます。
小中部終了後は「電撃文庫×講談社ノベルス!
謎の覆面作家・越前魔太郎の秘密に迫る」を鑑賞。
呼び込みの人が「これ見たあとでもつきねこライブ見れます」と
言っていたのが面白かったですが。
名言できることは「越前魔太郎の中の人(執筆者)は全員違う。
本来の名義で出せば、初版部数が一桁違うほどの人もいる。
今は明かせないが、時機を見て中の人が誰かは公表する。
それが何時かは全然決めてはいないけど。」
何だかんだ言っても、出版社の垣根をこえるということは
すごいことだなと思いますね。
個人的にはしていることが壮大で斬新で面白そうなのに、
世間的にはどうにもマイナーなのが惜しいところですが。
<一応色々なところでは取り上げてもらっているようですが>
興味深いお話を聞けて終了後、つきねこライブへ。
この後のMOSAIC.WAVライブ待機組も多数いるので、
東新町公園は大混雑。
一番後ろでちょこちょこ跳んだりしながら楽しみました。
音楽ライブの楽しさなんて文字で伝えられるものでもないですしね。
Water Rat Back(森谷里美さん)歌うまいよ
阿久津加菜さんメガネかわいいよ
そういう個々の楽しみがね。うんもう上手く書けません。
つきねこライブ後はMOSAIC.WAVライブ。
流石のノリがいい歌とお客さん。後ろの方で跳びまくりです。
夕暮れになってUOが映える映える。
しかも有名曲(主題歌)ばかりで、そんなに知らない私もノリノリで
聞いていました。つきねこメンバーも右隅で鑑賞していました。
さて、此処でこれまた余談
普段の状況でコレはあり得ないことなのですよ。
ファンが押しかける、果てには抱きつくような輩が出てくる。
それが全くなく何もしないでマナー良くしているのですよ。
昨日のKOF大会にもMOSAIC.WAVのお二人来てましたが、
大した騒動にはなりませんでした。
「あ、MOSAIC.WAVさんだー」それだけの反応。
この徳島の牧歌的な出演者関係者が普通に行動できるこの空気。
コレが本当に素晴らしい。他ではあり得ない。
だからこそこのイベントが成り立つのでしょう。
閑話休題。
徳島の路上で流せる曲の限界の挑戦!
完全に限界超えました。
最強◯×計画とか百花繚乱とか大放出。
通行人の方がどう思われたが心配です。
UOバルログヲタ芸PPPHもうなんでもアリです。
私もさんざんストレス発散できました。
そして、2日目最後の私のメインイベント
「業界関係者トークライブ」。
前述した講演会で配布された整理券は約160枚。
結局、1~70 ホール 71~110 カフェでパブリックビューイング
110~ 1Fのモニターでパブリックビューイング となりました。
20:30頃からトークライブが始まりまして、
21:30頃からUstream配信が開始されました。
出演者
(1列目)左手よりufotable 近藤さん・アスキーメディアワークス三木さん
小説家伏見さん・グッドスマイルカンパニー安藝さん
バンダイナムコゲームズ富澤さん・アニプレックス岩上さん
(2列目)クロックワークス武智さん・ジェネオンエンターテイメント川瀬さん
MOSAIC.WAV柏森さん ・MOSAIC.WAVみ〜こさん
ショウゲート日高さん・フロンティアワークス松永さん
スタジオマウス納谷さん
前回に比べて妙に濃いメンバーが集まったかなと雰囲気。
基本的にはアンケートに書かれたお客さんから質問に答えていく形式。
色々普段聞けないようなお話を聞けました。
このユーザーと製作サイドの距離の近さがこのイベントの醍醐味ですが、
それを一番感じられるのがこのトークライブです。
えーと、長すぎて色々話しておられましたが印象に残ったところは幾つか。
アニプレックス岩上さん 大学5年間で映画1300本見た。
これが私の今の土台になっているかもしれない。
(タイトル上げていましたが失念)
伏見さん「小説を応募してから相当たってから三木さんから連絡来たから
イタ電かと思った」
グッスマ安藝さん「今大体フィギュアの工程は1400にもなる。
国内で作成すると1工程2.5円としても3500円になる。
だから安い海外に頼らざるをえない。5-6年前は多くても200工程だった。
その海外もコストが高くなってきて本当に苦しい。」
ジェネオン川瀬さん「アニメノチカラ。作品の評価ではなく、
オリジナルをTVで放映していくというその行為が凄いと思う」
FW松永さん「売れる方向とは違うかもしれないけど、
業界としては元気が出てやる気になれる」
ジェネオン川瀬さん「39歳になって、
ユーザーとのジェネレーションギャップに最近悩むようになってきた。」
板垣伸さんの電話はとてつもなく長い。最低でも二時間。
電撃文庫三木さん「自分の知る限りで、ラノベ作家の
首都圏在住者は7割くらい。イラスト担当となると、データでやり取り出来る
ので、もっと少ない。(地方在住の方が多いと言うニュアンス)」
<まあたしかに私が好きな人でも、いとうのいぢさん大阪、
和泉つばすさん愛知、有葉さん福岡ですものね>
(涼宮ハルヒの憂鬱のように原作よりアニメが面白いと
言われることについてどう思いますか?と言う質問に対して)
伏見さん「僕は谷川流さんではないし、ご面識が無いから分からないけど、
原作者として、原作よりアニメが面白いと言われることは耐え難いことだ。」
ufotable近藤さん「キャストはスタッフ全員が納得するまで話し合いを
重ねる。多数決で決めるなんてことは絶対しない」
ufotable近藤さん「キャスト決めでよくコネだとか同じような人ばかりだとか
言われるけど、そんな事は全く無い。みんな同じライン以上で
オーディションを経て選考している」
「枕営業だとかも言われるけど、そんな事は絶対にないし聞いたことも無い」
さっきの三木一馬さん講演会もそうですが、若干意訳も入っているので、
情報の正確性は保証しません。一部抜粋してのコピペはやめて下さい。
本当は22時まででしたが、近藤さん決裁で23時まで延長されての
2時間半もの長丁場のトークライブでした。
ホテルに戻りますと既に23時半近かったです。
でも疲れよりもは楽しかったなあという気持ちで就寝しました。
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コメント
いいblogですね
読んでしまいました
ありがとう
投稿: 涼宮ハルヒの憂鬱同人誌 画像 | 2010年10月21日 (木) 17時30分