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2008年6月17日 (火)

この人に始まり、この人で終わる

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080617-00000048-mai-soci

そうあってほしいものでした。

でも、終わりませんでした。

この一つの事件から、様々な負の偏見が生じたような気がするのは

私の考えすぎでしょうかね。

以下私見。

☆このタイミング

取り敢えず、秋葉原の例の事件と同時期になったのは恣意的なものを

感じざるを得ないけど(わざわざこの時期に執行することに)

それは偶然そうなったということにします。

☆死刑執行までの時期が長すぎるということ

それはまあ同意。

でも、個人的には3年程度は死刑確定後、死刑執行を待ってほしいかな。

その間に受刑者の心変わりを期待したいし、

何らかの事情(新証拠とか)で死刑が取り消しになるかもしれないし。

性善説なんていうキレイごとになりますけどね。

(ただ、確定1年程度で執行してしまうと、無実の死刑が起こりうるかもしれないと

思ってしまうし、人によっては反省の精神が芽生えると思います)

☆俗世間的には「日本初のオタクが起こした重大事件」なのかな。

この人からオタクの負のイメージがついたことは恐らく事実でしょうし、

(というか私はこの事件をリアルタイムで見ていない世代ですが)

この人がそういう趣味を持っていたのもこれまた事実。

でも、オタクということから事件にどう結びついたのかというのは、

突き詰めていけばさほど関係ない気がします。

極端にいえば、「オタクであるかないか」しかないのですからね。

「男であるか女であるか」、

「男性=犯罪犯しやすい」というような馬鹿げた理論にしか見えません。

犯罪者が「オタク」だとか「精神病院の通院歴」だとか「外国人」だとか

そうであったからと言って、さほど関係ないと思いますけど。

☆反省の言葉がなかったことについて

さてさて、前述では性善説の私です。

それでも、「まあ反省しない人も中には居るだろうな」とは思います。

何度も何度も懲りずに同じミスを繰り返す人もいますし、

他人に多大な迷惑をかけても意に介さない人もいます。

彼には反省するという発想自体がなかったのでしょうね。

それは残念なことです。

でも、「だからといって死刑執行を早める理由にはならない」

確かに個別対応が必要な問題でしょうけど、「一応」平等に扱うのが原則です。

☆最後に

宮崎さん。

あなたが自分のしたことについて、どう考えているのか。

それともなんとも思っていないのか。分かっていないのか。

それは当然私にはわかるわけありません。

死刑が執行された今となって、分かってくれというのは無茶な話ですけど、

このような事件を起こしたあなたを私は決して許しません。

あなたは、4人もの尊い人間の命を奪った、

その事実だけをきちんと受け止めてください。

☆あとがき

こんな長文を書きつつ思ったことは、私は別に宮崎さんの肩を持つ気は

毛頭ないですし、前述したように決して許すつもりはありません。

ただ、もはや完全に判断能力を失っているであろう彼に、

反省の弁を求めるのは難しいでしょう。

断じて、彼は「普通の人」ではないでしょうから。

「普通の人」ならば、趣味嗜好性格がどうあれ、

こんな事件は起こしはしませんから。

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